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開業20周年を迎えた品川インターシティーに注目!エリマネでにぎわい創出を

「品川駅のオフィスビル群」と聞いて、嗚呼あそこ!と思い出す方も多いのではないでしょうか。まだ品川エリアが「旧国鉄品川駅東口貨物ヤード跡」だった35年程前から開発計画を担ってきた品川エリアの開拓者、日鉄興和不動産さんが今回のお相手です。
エリア一帯のブランド価値を上げることを目的とした活動やその背景を知るべく、品川インターシティで取り組むエリアマネジメントについてお話をお伺いしてきました。

部署の所属人数はたったの4人!?少数精鋭で品川港南エリアを盛り上げる

今回お話を伺ったのは、昨年開業20周年を迎えた「品川インターシティ」を中心に品川のエリアマネジメントを手がける金谷貴央さん(日鉄興和不動産㈱賃貸事業本部 賃貸事業企画部エリアマネジメント室)です。入社して11年目を迎える金谷さんは新入社員時代に賃貸事業本部(旧:ビル事業本部)に配属され、昨年の組織改編で新しく立ち上げられた「エリアマネジメント室」に所属されています。学生時代に建築と同時にコミュニティについて勉強していたこともあり、「ハードだけでなく、ソフトで不動産価値を上げたい」という想いから、プロジェクトチームを立ち上げて品川エリアにおけるエリアマネジメント活動をスタート!その実績が認められ現在の部署の立上げメンバーとなった金谷さん。ですが、エリアマネジメント室の所属人数はなんと兼務者を含めて4名とのこと!品川インターシティでエリアマネジメント活動を始めるまでの秘話と実際の活動を伺いました。

ソフトパワーで魅力価値向上を目指す

品川駅港南口からペデストリアンデッキを歩くこと約5分。エリアマネジメントの舞台となる「品川インターシティ」のS&R棟に辿り着きます。天井高約18mのアトリウム空間は誰もが座って休めるリフレッシュスペースとなっている他、建物の足元には、南北に広がる幅約45m、長さ約400m、面積約2haもある中庭が広がります。
2015年頃から、各所に配置されたリフレッシュゾーンや中庭をさらに活用すべく、エリアマネジメント方針策定が開始されました。とはいえ、すぐに始めることはできません。まずは中庭をエリマネ拠点とすべく、「東京のしゃれた街並みづくり推進条例 」の登録が必要となります。社内で初めての試みを実現すべく、金谷さんは奮闘されたようです。「まずは賑わいづくりの実績をつくる。そして社内でエリアマネジメントの実施を認めてもらうこと」を目標として着々とエリマネ準備を推進したとのこと。そして、記念すべき第1回の賑わいづくりとして、2017年に品川エリアを盛り上げる地域イベント「しながわフェスウィーク」に参加するかたちで、品川インターシティでイベントを実施。インターシティのアトリウム空間にスタイリッシュな雑誌を並べ、誰もが気軽に立ち寄れるスペースの提供を目指した「オープン図書館」を開催しました。
その後、しゃれ街条例への団体登録を無事に行い、秋には後の大人気イベントとなる「大江戸ビール祭り」開催に漕ぎ着けたそうです。その賑わいを実際に目撃した上司に実績を認められ、後の活動を続けることになったとのこと!品川港南地域の住民主体のハロウィンイベント「シナハロ」にも積極的に参加されています。また、直近では健康経営・働き方改革の提案型イベント「SHINAGAWA KARADA Re-BOOT WEEK with GRIT NATION」を5日間開催。天候に左右されながらも集客は上々だったそうですが、「今後は周辺の企業・住民等と連携しながらエリアの抱える課題を解決していきたい」とエリアマネジメント継続の意気込みを語っていらっしゃいました。

イベント屋さんではなく、不動産会社としてエリアのブランディングに注力

様々なイベントを開催している品川インターシティですが、「“イベント屋ではなく、不動産会社としてブランド価値の向上を“という言葉を常に心がけています。」と、金谷さん。「イベントを開催しているとイベント屋と思われがちですが、一時的な賑やかしをするのではなく、イベント開催の目的やゴール設定を明確にし、全てのイベントやコンテンツが“エリアブランド価値の向上”につながることを意識しています。そのためには、地域のことをもっと深く理解する必要があると思いますし、もっとこのエリアに住む人・働く人とのコミュニケーションをとりたいですね。」とエリアマネジメントの本質を理解し実行されています!情報誌「Re-FRESH」のインタビューも金谷さんが自ら出向いて行うのだとか。住民やワーカーの方々と実際にお会いしてインタビューすることをコミュニケーションツールの1つとして捉えているのですね。

品川が「働くことがカッコよくて・イケてるエリア」になるために

インターシティでエリアマネジメント活動を初めて3年目を迎えますが「これからも継続性を持ってコンテンツを提供していきたいですね」と、金谷さん。今年の秋には品川エリアの定例行事となりつつあるクラフトビールイベント「大江戸ビール祭り」や屋外短編映画シアター「(仮)品川シネマウィーク」を行うそうです。
 「単体の活動に留まらず、エリア内の他企業や地域住民の方を巻き込んで・巻き込まれてこのエリアをもっとかっこいい魅力のある街にしたいんです。
そして、いつか海外の人からも「「クールな街」と言われるまでにしたい。」と将来への野望を語られていました。

社内で前例のない事業に対して、まずは実績をつくり認められ、エリアマネジメントをスタートし、そして将来にわたって継続させることは並大抵のことではないと想像します。企業理念を「人と向き合い、街をつくる」と掲げ、エリアマネジメントを通じた街のブランド価値向上を目指す日鉄興和不動産さんの今後の活動に注目です。

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