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[レポート]Ginza Sony Parkは都心における公園の新しいヒント

銀座一等地に現れた銀座ソニーパーク

2018年8月9日、約50年間の営業を続けたソニービルの建て替えに伴い、銀座のまちに開かれた公園「銀座ソニーパーク」が約2年の期間限定でオープンしました。突如、東京の一等地に現れた銀座ソニーパークには、どのような工夫が施され、そして銀座のまちにどのような影響を与えていくのか、見ていきたいと思います。

新しい銀座の庭

パークマップ

銀座ソニーパークは地上フロアと地下4階で構成された「立体公園」という名の複合施設になっています。

Ginza Sony Parkとは

「Ginza Sony Park」はソニービル設立当初から「銀座の庭」として街に開かれた公共スペース(ソニースクエア)を再解釈し、銀座に魅力ある空間を作り出します。そして、2022年には、その公共性の概念を継承し、街や人にリズムをもたらす新しい概念の「新ソニービル」を竣工する予定です。

Ginza Sony Park webページより

新ソニービルの開発をきっかけとして、期間限定で設けられた銀座ソニーパークには、魅力ある広場空間を作り上げていくための様々な工夫が施されていました。

地上フロアのコンセプトは「買える公園」

銀座ソニーパークを訪れてまず思うことは「植栽の種類が多い!」ではないでしょうか。目を引く大きなオリーブの樹をはじめとして、世界中からセレクトされた多様な植栽を見て楽しむ機会を提供してくれます。さらに、ここには今までの公園には存在しなかった、気に入った植物を“購入できる”という大きな特徴があります。単に広場を提供するのではなく、公園の1要素である植栽を購入することで、訪れた人々と公園の積極的な交流を促す仕組みがつくられていました。

つい腰をかけたくなるデザイン

地上フロアには、ゆったりと寛ぐことのできる工夫がありました。その1つが植栽客土の土留め立ち上がりです。一般的な土留めよりも幅を広く取ることで、つい座りたくなる機能を持たせています。ほぼ全ての土留めや花壇の縁が幅広く設計されており、公園で一息つくきっかけを与えています

ひと際目を引く都会のオアシス

公園の床仕上げは全面に木材が使用され、落ち着いた雰囲気となっています。周辺の床仕上げの多くが石貼りやアスファルト舗装であることに対して、植栽と木材に囲まれたこの空間は遠くからでも認識できる都会のオアシスになっているようです。また、グランドレベル面は歩道レベルよりも少し高くなっており、そこに段差ではなくスロープを設けることで、まちと緩やかに連続する仕掛けが施されていました。

また、公園内に設置されたシルバーのキャンピングトレーラーはTOKYO FMラジオのサテライトスタジオとなっており、「銀座ソニーパークが新しく音楽・アート・カルチャーの発信拠点になる」ことを物語っているように見えます。https://www.tfm.co.jp/gsps/

TOKYO FMサテライトスタジオ

このように銀座ソニーパークは、都心における公園の新しいヒントとなりうるのではないでしょうか。期間限定でありながら、約50年前にソニー創業者の盛田氏と建築家の芦原氏が創り出した「銀座の庭」を斬新な形で継承し、新しい公園の姿を私たちに魅せてくれています。今後も、イベント開催を通して新しいカルチャー発信拠点となる銀座ソニーパークに注目です。

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