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[レポート]日本橋福徳の森広場はイベントスペースでありながら、ひとが集うまちのよりどころに

現在も大規模な再開発が行われている日本橋エリアでは、官民一体となって「残しながら、蘇らせながら、創っていく」をテーマに様々な取り組みを行っています。そして、地域の活性化と新たな魅力の創造を目指し、三井不動産株式会社は「産業創造・界隈創生・地域共生・水都再生」の4つのコンセプトのもと「日本橋再生計画」というプロジェクトを推進しています。

このプロジェクトの一環として、「福徳の森」は2016年9月、地域の住民、団体、企業の交流やコミュニティの拠点となることを目指したイベントスペースとしてオープンしました。運営管理は、江戸桜通り地下歩道やカドチと同じく「一般社団法人日本橋室町エリアマネジメント」が行っています。高層ビルが立ち並ぶ日本橋において、如何にしてこのスペースを利活用しているのでしょうか。今回は「福徳の森」をレポートしていきたいと思います。

福徳の森の広場はイベントのスペースだけでなく、まちの憩いの場所にも

「福徳の森」は福徳神社に隣接する広さ約300㎡のイベントスペースとして利用可能、特に日本橋において貴重な屋外広場です。この場所には地域のコミュニティ拠点としてどのような特徴があるのでしょうか。

出典:日本橋室町エリアマネジメントHP

広場の周囲には、コレド室町をはじめとして大型商業施設やオフィスビルが数多く立ち並んでおり、休憩のために訪れる来街者やランチを楽しむワーカーの姿も見られました。
広場の床は白と黒の御影石を張り合わせた市松模様となっており、これは江戸時代の文化を表現しているそうです。足元には温かみが感じられる照明設備が設置されており、こちらも和を感じられるデザインとなっています。

福徳の森の開業当時の写真

日本橋のまちにとけこんだ広場

広場の周囲には背の高い街灯や柵などは無く、まちにひらけている印象を受けました。そのため気軽に入りやすい空間となっているのではないでしょうか。過去に開催されたイベントでは、日本各地の日本酒とDJによる音楽を楽しむことのできる「福徳の森 日本酒祭morinomi」、日本橋のワーカー向けのヨガ教室「朝活・夕活 in 福徳の森」などと多様なイベントが開催されているようです。

まちのシンボルを高層ビル群に織り交ぜる

イベントスペースの隣には、商売繁盛や宝くじの当選祈願などといったご利益があることで知られている、「福徳神社」があります。長く地元に愛されている神社であり、地域のワーカーだけでなく外国人旅行者など多くの方々が参拝していました。周辺は近代的な高層ビルが立ち並んでいますが、それらとは対照的な歴史や文化を感じさせる鳥居の鮮やかな赤が印象的です。この鳥居の前では多くの方々が写真を撮っており、このエリアのシンボル的な役割となっていることが感じられました。また、季節により様々な表情を見せてくれる植栽は、日本の四季や風情を感じられるように管理されており、緑の環境づくりにも力を入れていることが感じられます。

広場から広がるまちとのつながり

「福徳の森」全体が落ち着いた雰囲気でありながら、敷地内のカフェは利用者で賑わっており、福徳の森周辺の人通りも多くまちの回遊性が高い印象を受けました。広場と道路が仕切られることなくゆるやかにつながり、地域資源である神社が広場と違和感なく同居し、まちと自然となじんでいる「福徳の森」。この場所は、このまちの豊かさを引き出しているように感じられました。
福徳の森からすぐの場所にも今秋開業予定の約30店舗が集う商業施設「COREDO室町テラス」等、は次々と複合施設等の建設が予定されています。変わりゆく日本橋を、福徳の森で一息つきながら眺めてみませんか?

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