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エリマネこ編集部が選ぶ2023年に開業予定施設の注目ニュース

エリマネこ編集部が2023年に開業予定の広場や施設をピックアップ!
昨今ではPark PFIなどの制度を利用した公園も増えていますが、今年は特に都心の高層タワー開発も複数開業を迎え、新たな都市開発フェーズとしても注目です。

今年の3月から春にかけて開業が集中しており、都市の中で独自性を打ち出すためにもエリアマネジメントが求められるケースもあるでしょう。また、働き方としてリモートワークが普及した中で、オフィスに集まる価値や意義などをどのように捉えていくのかも注目です。他にも、コロナで激変したエンタメ施設はリアルに戻せるのかといった視点など、2023年開業予定の施設から、これからの都市生活の姿を考えてみるのもおもしろいのではないでしょうか!

🐈目次🐾(クリックするとページ内で移動します)

星天qlay(ホシテンクレイ)
ミッドタウン八重洲
HIROSHIMA GATE PARK PLAZA & SHIMINT HIROSHIMA
北海道ボールパークFビレッジ
飛鳥山公園
蔵前JPテラス
歌舞伎町タワー
虎ノ門ヒルズ ステーションタワー
麻布台ヒルズ
&tenna(アンテナ)

【2023年2月2日と2月9日 Bゾーン(星川駅部)を順次オープン】
星天qlay(ホシテンクレイ)

事業者:相鉄アーバンクリエイツ・相鉄ビルマネジメント
所在地:神奈川県横浜市保土ケ谷区
https://www.hoshiten-qlay.com/

画像:PRTIMESより引用

🐈注目ポイント🐾

相模鉄道本線(星川駅~天王町駅)の鉄道高架化により創出された、全長約1.4㎞のエリアをA~Eゾーンの5つのゾーンに分けた開発。企画にはYADOKARI株式会社。同社が手掛けるYADORESIの住宅等に住む、住人&コミュニティビルダーが地域の賑わいを仕掛けていくと予想されますが、小田急線の線路街(※)とは違った沿線開発としておもしろい事例です。
※下北線路街は小田急線を地下化したことにより創出された線路跡地、全長約1.7kmを活用した開発です。エリマネこでも取り上げた「BONUS TRACK」も一つの街区です。

【2023年3月10日 グランドオープン】
ミッドタウン八重洲

事業者:三井不動産株式会社
所在地:東京都中央区八重洲二丁目
https://www.yaesu.tokyo-midtown.com/

(画像:PRTIMESより引用

🐈注目ポイント🐾

広場といったものはありませんが、下記のような一風変わったような取り組みが詰め込まれているのが特徴です。日本橋エリアとは異なる八重洲エリアの取り組みも引き続き注目です。
「三井不動産」×「NewsPicks Re:gion」のコラボ、地域経済創発プロジェクト「POTLUCK YAESU」を始動
ヤエスパブリック(略称:ヤエパブ)「人と場所、文化が重なる。新しい八重洲の公共スペース

【2023年3月31日オープン】
HIROSHIMA GATE PARK PLAZA & SHIMINT HIROSHIMA(ヒロシマゲートパークプラザ)&(シミントヒロシマ)

事業者:NEW HIROSHIMA GATE PARK PLAZA(代表法人:NTT 都市開発株式会社)
所在地:広島県広島市中区
https://www.nttud.co.jp/news/detail/id/n26447.html

🐈注目ポイント🐾

プロ野球・広島東洋カープの本拠地として親しまれてきた広島市民球場跡地に、Park PFI制度(広島市初)を利用した開発となっています。スケートボードやダンスなど、若者をターゲットにした施設が特徴的で、新たな人気スポーツの聖地をつくる狙いはもちろん、イベント広場を利用した地域の賑わいを仕掛けていく取り組みに注目です。商業施設のSHIMINT HIROSHIMA(シミント ヒロシマ)はかつての市民球場のように、”市民とともに作り上げたい”という想いが込められており、市民をどのように巻き込んでいくのか楽しみです。

【2023年3月末オープン】
北海道ボールパークFビレッジ

事業者:株式会社 ファイターズ スポーツ&エンターテイメント
所在地:北海道北広島市Fビレッジ(開発に伴い、2023年1月1日より住所の変更されたようです
https://www.hkdballpark.com/

(画像:PRTIMESより引用

🐈注目ポイント🐾

・北海道日本ハムファイターズの本拠地となる新球場「エスコンフィールドHOKKAIDO」を核とし、様々な企業とパートナシップを組みながら共創する北海道ボールパークは、広大な敷地の中に住宅やホテルなど、野球に限らず様々な機能があり、北海道ならではのスケールの大きい開発ですね。
・「北海道の新たな交流が生まれるガーデン」をコンセプトとしたガーデンは、ガーデンサポーターとして関われるなどの取り組みがあり、野球以外を切り口とした人の関わり交流など、Fビレッジの名前の由来の一つにもなっている「Fanづくり」の仕掛けに注目です。

【2023年春オープン】
飛鳥山公園/shibusawa hat(シブサワハット)

事業者:大日本コンサルタント株式会社、株式会社日比谷アメニス、株式会社内藤ハウス、一般社団法人東京北区観光協会
所在地:東京都北区王子一丁目
https://asukayama-ppfi.com/

(画像:PRTIMESより引用

🐈注目ポイント🐾

東京都北区初となるPark-PFIを利用した「飛鳥山公園」の事業テーマは「shibusawa hat」。
渋沢栄一にゆかりのある飛鳥山は国内外から著名人が集まる社交場だったため、生まれ変わる飛鳥山公園が地域の社交場として多くの方が集う場となるよう願いを込め、渋沢栄一が愛用したシルクハットにちなんで「shibusawa hat」と名付けられたそうです。地域資源を歴史や人物とした飛鳥山公園は今後どのような展開をしていくのか楽しみです。

【2023年3月オープン】
蔵前JPテラス

事業者:日本郵政不動産株式会社
所在地:東京都台東区蔵前一丁目
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000016.000083972.html

(画像:PRTIMESより引用

🐈注目ポイント🐾

オフィス棟や賃貸住宅、保育園、屋上緑化などの開発は今やスタンダードになりつつありますが、オフィス棟に本社を構えるのが、「より良い習慣づくりで、人々の毎日に貢献する(ReDesign)」をパーパスとしているライオン株式会社。さらに屋上緑化を管理する東邦レオ株式会社は各地でグリーン×コミュニティを展開しています。暮らしに親和性の高い機能や会社が集まることで、ディベロッパーとは違ったまちの発展になっていくことを期待しています。

【2023年4月14日オープン(ホテルは5月19日オープン)】
歌舞伎町タワー

事業者:東急および東急レクリエーション
所在地:東京都新宿区歌舞伎町一丁目
https://tokyu-kabukicho-tower.jp/

画像:PRTIMESより引用

🐈注目ポイント🐾

東急の再開発としては珍しくオフィスフロアのない、ホテルおよび映画館・劇場・ライブホールなどのエンターテインメントを兼ね備えた複合タワー施設。隣接するシネシティ広場を中心とした、公共空間や大型ビジョン等を活用した賑わいづくり、歌舞伎町タウン・マネージメントなどの地域団体と連携したエリアマネジメントが実施されます。まちの回遊性と賑わいを創出することで、新宿・歌舞伎町ならではの魅力向上、ひいては渋谷開発とはまた違った展開を見せていくことでしょう。

【2023年7月オープン(予定)】
虎ノ門ヒルズ ステーションタワー

事業者:虎ノ門一・二丁目地区市街地再開発組
所在地:東京都港区虎ノ門二丁目
https://www.mori.co.jp/projects/toranomonhills_area/toranomonhills_stationtower/

(画像:PRTIMESより引用)

🐈注目ポイント🐾

虎ノ門ヒルズエリアの最後の開発。地上49階建て、高さ約266mのステーションタワーは、東京メトロ日比谷線新駅「虎ノ門ヒルズ駅」と一体的に開発されています。都市インフラを拡充するだけでなく、歩行者デッキの整備や駅直結の賑わいを生み出す広場などの整備もあり、これまで行ってきた新虎通りとの連携、虎ノ門ヒルズエリアでとしての展開が楽しみです。

【2023年予定オープン】
麻布台ヒルズ

事業者:森ビル
所在地:東京都港区麻布台一丁目
https://www.mori.co.jp/projects/toranomon_azabudai/

画像:PRTIMESより引用

🐈注目ポイント🐾

1989年に街づくり協議会を設立、以降30年という長い年月をかけて、地権者との協議を経て進められた本計画。緑に包まれ、人と人をつなぐ「広場」のような街 – Modern Urban Village –をコンセプトとし、それを支えるGREENとWELLNESSの2つの軸に加え、都市の本質とは何なのか?といった問いを自ら打ち出すなど、長い時間をかけて醸成された答えに注目が集まります。
※あべのハルカス(高さ300m)を抜き、2023年竣工の麻布台ヒルズ(330m)が日本一の超高層ビルとなりますが、2027年以降は、常盤橋PJトーチタワー(約390m)が日本一の高層ビルとなります。

最後にもう一つ…!
実は、エリマネこを運営するクオルは、今年2023年1月6日に、高円寺にて&tenna(アンテナ)をオープンさせました。
ローカル×つながる×中継地点といったコンセプトをもとに、賃貸マンションの足元に拠点を開業し、高円寺の地域コミュニティ活動を進めていきます。

【2023年1月6日オープン】
&tenna(アンテナ)

店舗運営者:株式会社クオル
所在地:東京都中野区大和町一丁目
https://antenna-localbase.com/

以上、編集部注目の開業ニュースでした。
他にも紹介したい開業ニュースはたくさんありましたが、今回は大型開発に絞ってご紹介いたしました。今後も開業ニュースや開業後の記事レポートなどの情報を追っていきたいと思いますので、ぜひメルマガの登録もお待ちしております!

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