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~ITベンチャーが集積する「広域渋谷圏」を世界的なスタートアップの集積地に~マサチューセッツ工科大学(MIT)と連携

産学連携プログラムへの加入でイノベーション・エコシステムの構築を推進

  東急不動産株式会社(本社:東京都渋谷区、社長:星野 浩明、以下「東急不動産」)は、マサチューセッツ工科大学(以下、「MIT」)の産学連携プログラム(Industrial Liaison Program、以下「ILP」)に、日本の総合不動産デベロッパーとして初めて本格的に参加することをお知らせします。

 MIT ILPへの参加をきっかけに、東急不動産はMITとの連携を行い、広域渋谷圏におけるイノベーション・エコシステムの構築を推進します。

■  MIT との連携の経緯

 東急不動産は、国内外のスタートアップの集積を通じた広域渋谷圏の価値向上をめざして、シリコンバレーを拠点とする「Plug and Play 社」との共創や、スタートアップ向けスモールオフィス「GUILD」の展開、グローバルスタートアップ育成機関「シブヤスタートアップス株式会社」の設立などの取り組みを、広域渋谷圏において行っております。

 一方で、MITは、世界各地で充実したイノベーション・エコシステムを長年にわたり構築し、スタートアップ支援などを進めております。

 今後、東急不動産はMIT ILPの活用や、MITとの連携を深めていくことで、広域渋谷圏におけるスタートアップ支援を加速し、「渋谷」を世界的なスタートアップの集積地とし、エリアの価値向上をめざしてまいります。

 また、「スタートアップ」に加え、環境先進企業をめざす東急不動産の重点取り組み課題である「環境」を主なテーマに、様々な取り組みを検討してまいります。

多様な人が集積する渋谷
多様な人が集積する渋谷

ケンブリッジに所在するMITのキャンパス
ケンブリッジに所在するMITのキャンパス

<MIT ILP>

 民間企業とMITの総合的な連携の窓口で、会員企業の興味や課題に応じたMITのリソース(教授陣、調査研究、関連スタートアップ等)の提供を通じて、産学双方に有益な成果を生み出すことを目的としたプログラムです。

<広域渋谷圏>

 渋谷駅を中心とした半径2.5kmを指します。表参道、原宿、代官山、恵比寿、青山など、個性豊かな街が複合的に結びつく、東急不動産の重点投資エリアです。渋谷は有名IT企業が本社を置いたことで「ビットバレー」と呼ばれ、以前からスタートアップ・ベンチャーの動きが盛んであることも特徴です。

■  「2023 MIT Startup Show Case in Tokyo」を「東京ポートシティ竹芝」で開催

 両者の連携の初回イベントとして、2023年10月5日にMIT ILPが主催する「MIT Startup Showcase in Tokyo」を、東急不動産が保有・運営する「東京ポートシティ竹芝」の竹芝ポートホールで開催することを決定いたしました。本イベントのテーマはAIとイノベーション・エコシステムです。

それに伴い、MIT Schwarzman College Of Computingの戦略的産業エンゲージメントディレクター、MIT-IBM Watson AI Labのディレクター、MIT AI Hardware Programの共同リーダーであるAude Oliva工学博士と、MIT Center of Real Estate Technology HubのIndustry Chairで、MET Fund IIのManaging Partner であるSteve Weikal 法務博士 がゲストスピーカーとして来日予定です。加えて、OpenAI(CEO:サム・アルトマン)を含むMITの関連スタートアップ10社もこのイベントに参加します。

<Aude Oliva工学博士>

オード・オリヴァは、MIT-IBMワトソンAIラボのMITディレクターであり、MITシュワルツマン・カレッジ・オブ・コンピューティングの戦略産業連携ディレクターで、自然および人工知能の研究を広範な世界のツールに変換する産業とのコラボレーションをリードしています。また、オードはMITのコンピュータサイエンスと人工知能研究所(CSAIL)のシニアリサーチサイエンティストでもあり、国立科学財団(NSF)CAREER賞、ガゲンハイム賞など、いくつかの名誉を受け取っています。オードは、人間と人工知能のトピックについて、コンピュータと情報科学工学のNSFディレクトリに専門家として務め、現在はアレン人工知能研究所の科学諮問委員会のメンバーです。オードの研究は、人間の知覚、神経科学、機械学習を横断しており、200以上の論文を共著しています。オードはフランスのグルノーブル国立ポリテクニークから認知科学のMSとPhDを取得しました。

<Steve Weikal 法務博士>

スティーブ・ワイカルは、講師兼研究者であるだけでなく、従来の不動産の開発、取引、管理の方法を再発明すべく革新的な新しい技術やビジネスモデルを探求するプラットフォーム、MIT不動産テクノロジーハブのトップを務めています。また、MIT関連のアーリーステージのスタートアップに投資するMET Fund IIのマネージングパートナーでもあり、将来の不動産業界の変革に向けたソリューションに焦点を当てています。この役職に就く前、スティーブはMIT不動産センターの業界関係の責任者として、センターと世界的な業界パートナーおよび48か国を代表する1,300人以上の卒業生のネットワークとの関係を管理していました。スティーブはまた、センターの主要イベントであるMIT World Real Estate Forumのエグゼクティブプロデューサーでもありました。

■  各者コメント

<MIT Director, MIT-IBM Watson AI LAB Aude Oliva>

 MITシュワルツマン・カレッジ・オブ・コンピューティングとMIT-IBMワトソンAIラボからの豊富な知識とリソースを日本の仲間と共有し、日本のイノベーション・エコシステムの豊かさに貢献することを目指しています。

 この絶好の機会を提供してくださった東急不動産に感謝します。

<東急不動産株式会社 代表取締役社長 星野 浩明>

 ますます変化が激しくなるこれからの時代において、新技術の開発や新事業の創出のためのイノベーションは必要不可欠です。

 そのような中、今回のMIT ILPへの加入により、MITのノウハウやリソースにアクセスできることは、東急不動産にとって大きなアドバンテージなると期待しております。

 MIT ILPへの加入を通じて、共同研究だけに留まらない社会実験やMIT関連スタートアップとの共創により、広域渋谷圏の魅力を高めてまいります。

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