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オーガニックタウンを推進する大木地区で各民家の軒先をステンドグラスで灯すランプの村「大木HOTAL」を実現

〜村中を灯すためのランプ制作や築150年の古民家修復でクラウドファンディング目標達成!〜

泉佐野市市民公益活動団体 みんなのまちづくり隊(代表:袋谷幸宏、事務局:大阪府泉佐野市大宮町12-6-103)は、オーガニックタウン構想を推進する大阪・泉佐野市大木で、日本遺産に認定された農村景観地区の各民家の玄関先や街灯にステンドクラス製ランプを灯す、ランプの村「大木HOTAL」を実施することと、拠点となる築150年の古民家を災害被災の修復をする為に始めたクラウドファンディングを、8月10日に目標達成いたしました。
【プロジェクトページURL】 https://readyfor.jp/projects/minmachi-PJ

築150年の古民家の軒先にランプが灯った

築150年の古民家の軒先にランプが灯った

ランプの日ツアー

毎月第3土曜 夜
次回:8月21日(土) 19:30~
場所:泉佐野市大木144周辺

現在のランプはどれもデザインが異なる

現在のランプはどれもデザインが異なる


壮大なプロジェクトの実現に向けて
 クラウドファンディングの第一目標を達成し、私たちのプロジェクトを具体的に進めることができるようになりました。いただいたご支援で、まずは大木地区内の民家にステンドグラスランプの寄贈と設置を行いながら、私たちの活動拠点である築150年の古民家「みんまち村」の修復を行なってまいります。

 毎月第3土曜日のランプの日の夜に、手作りで完成した大木HOTAL(ステンドグラスランプ)の点灯式を行いながら、大木地区の魅力と注目度を上げてまいりたいです。その積み重ねが、まちの価値を高め、定住促進、観光振興、産業振興等、あらゆる好転が生じ始めると信じています。現在、「太陽」、「山」、「風」、「蛍」、「お花畑」、「炎と水」、それぞれの名称が付けられた大木HOTALがまちなかで輝いており、その輝きを見る為に訪れる方々が現れ始めています。

村の街灯にランプが灯り、とても幻想的な雰囲気を漂わせている

村の街灯にランプが灯り、とても幻想的な雰囲気を漂わせている


 ステンドグラス作家の中野 一夫先生指導のもと、ステンドグラスランプを制作するのは、大木が大好きな地域内外の方々。地域内外の方々がランプの灯りを通してつながることで、交流人口、関係人口が増加することで、観光振興、産業振興、住民自治再生等の相乗効果で、空き家、耕作放棄地、人口減少等、日本全国が抱える諸課題の解決モデルがこの場所で構築されると信じています。

ステンドグラスの工房にてランプを制作する様子

ステンドグラスの工房にてランプを制作する様子


 現代社会においては、行政がまちを明るく、景観美化を行うことが当然の流れとなり、住民の自発性は衰退の一途を辿ります。しかし、第3土曜日にランプを灯す行為は自発的な行為です。我が家に灯されたランプをみんなに見せたい、という思いが、夜道を照らすことになります。高齢化率も40%を超えました。独居老人の方がその家からいなくなればランプは消えてしまいます。その灯りをこれからどうしていくか。地域で考えることで地域福祉にもつながるはずです。だから、私たちは、このステンドグラスランプを「絆の灯火」と表現しています。

 ランプの灯りと大自然(蛍を含む)で心が、自然農法で育てた作物で体が癒される。そんなオーガニックタウンをめざしてまいります。
 

私たちのプロジェクトを動画にまとめましたので、是非、御覧下さい。↑
 

内容と取組に至った背景
 大阪府泉佐野市の山手にある大木地区は関西国際空港のすぐ近くで、大阪市内からも1時間以内に来れる立地なのですが、人口減少と高齢化率が進む過疎の村となりつつあります。また、この地は日根野荘(ひねのしょう)といい、室町時代に関白 九条政基公が直接統治し、当時書かれた日記や描かれた絵図と今の農村景観とがほぼ変わりなく残っていることから、令和元年に日本遺産に認定されました。

 かつて日本三大ホタルが生息できる環境にありましたが、ホタルは田んぼの農薬や洪水などによって姿を消してしまいました。住民たちはホタルの飛び交う姿を思い出しては、「いつか、ホタルをまた復活させたい!」、そうみんな思っています。


 私たちみんなのまちづくり隊は、そんな住民の想いをいつか実現させたいと思い、過去に照明アートで木造の小学校を覆い尽くすというイベント「光るアート 大木HOTAL(Heartful Ogi Tie Art Light)」を開催しました。今回はそのプロジェクトの総仕上げである、大木の村の家の玄関先1軒1軒に、同地区に工房を置くステンドグラス作家の中野一夫先生による指導・監修のもと、ステンドグラス製のランプを灯し、村全体をランプで覆い尽くすという壮大なプロジェクト「大木HOTAL ランプの村 プロジェクト」を打ち立てました。(詳細は上記参照)

無農薬田んぼビオトープ

無農薬田んぼビオトープ

 また、新たな時代における持続可能な生活様式を実現する「オーガニックタウン構想」を計画していた私たちは、無農薬米の栽培にチャレンジしましたが、昨年、病と虫害に合い、住民にとても迷惑を掛けてしまった為、一時は断念も考えた。しかし、大阪府立大学で昆虫学を専門とされる平井 規央教授と出会い、休耕田を活用することでホタルを復活できる可能性があるとご助言していただき、住民の想いに希望の灯りが灯りました。そして、本物のホタルの復活にも向けて、生命に優しい無農薬の田んぼでホタルを復活させよう、という機運が高まり、無農薬米の栽培を再スタートすることができました。休耕田だった田んぼを活用したビオトープ作りも同時進行したところ、この夏、本物のホタルが棲み着いたことを確認したのです。ビオトープには竹や紫陽花などで装飾を施したり、地域参加型の流れを生み出し、ホタルが無数に飛び交う日を夢見て、その周辺の雑草処理に除草剤をまく方々がいなくなりました。


 これらの計画の推進するため、築150年の古民家を活動拠点にしています。しかし、2018年の大型台風によって被災し、一部倒壊し、使用不能となってしまいました。ボランティア活動を続け、復旧応急処置をし、何とか人が入れる程度にまではなりましたが、被災の爪痕はまだまだ残っており、隊員一同は、被災した拠点を修復する資金もないため、今回のプロジェクトを達成するためには、私たちの拠点でかつ大木HOTALの記念館的存在として「みんまち村」を修復し、ランプをギャラリーとして展示し、退職された村人にも再チャレンジしていただく場として、オーガニックなリノベーションをしたいと考えています。

その他の取組み
 地域の企業や団体と連携し、地域活性化第6次産業化プロジェクトとして、地元老舗和菓子メーカーである「銘菓創庵 むか新」様ともなか「いろは蔵」の原料でもあるもち米を生産したり、洋菓子店「パティスリー アン・スリール」様と日本遺産土産で優秀賞を受賞された米ぬかクッキー「さのかるたクッキー」の原料である無農薬米の生産をしています。また、地元特産品でもある泉州タオルの袋谷タオル合資会社様とタオルの原料である綿花を無農薬で育てるオーガニックコットンチャレンジプロジェクトにも参画しています。

地元老舗和菓子メーカー社員らと田植えをしている様子

地元老舗和菓子メーカー社員らと田植えをしている様子


オーガニックタウン構想(OorGanic town Idea)とは・・・私たちの大木地区への想いは、単なる健康な町ではなく、衣食住の本質を根本から考えた上でこの町に合ったものを創造し、「健康、手づくり、文化・芸術、サスティナブル、体験」の5つのキーワードをコンセプトとして行動し、オーガニックタウンを1人でも多くの人に好きになって、愉しんでもらい、やがて住んでもらい、国内外の方たちが訪れた時にも魅力ある町になるよう進化させていきたいと思っています。
 

みんなのまちづくり隊のメンバーと村人たち

みんなのまちづくり隊のメンバーと村人たち

【団体概要】
団体名:泉佐野市市民公益活動団体 みんなのまちづくり隊
事務局:大阪府泉佐野市大宮町12-6-103
代表者:袋谷幸宏
設立:2015年1月1日
URL:https://minmachi.org/

事業内容:オーガニックタウン構想の推進、ランプの村プロジェクトの推進、無農薬米や畑の農業体験支援、「大木米」のブランディング、おさんぽカフェの開催、休耕田活用型ビオトープによるホタルの復活、川上における自然農法で生態系再生と自然循環復活等SDGs事業など
 

【本リリースに関する報道のお問い合わせ先】
みんなのまちづくり隊 隊長 袋谷幸宏 TEL:090-8982-5569
またはみんなのまちづくり隊 監事 大和屋貴彦 TEL:090-9658-1947
e-mail:minmachi2015@gmail.com

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