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歴史ある三条通の完全貸切ゲストハウス「匠人」、京都市『令和3年度京都らしい宿泊施設表彰』を受賞

「京の三条まちづくり協議会」との共同で『暮らす様に旅する』をコンセプトに、旅人が一住民として地域に参画できる社会の実現を目指します。

岸商事株式会社(本社:京都府京都市、代表:岸典子)が運営を手掛ける京都・三条の1日1組限定の完全貸し切りゲストハウス「匠人(タクト)」は、「京の三条まちづくり協議会」と共同で市民生活との調和や地域活動を行うことで、京都が誇る「地域力」の向上に貢献している施設及び団体として、京都市の「令和3年度京都らしい宿泊施設」として表彰されたことをお知らせいたします。
ゲストハウス「匠人」の詳細はこちらから:https://tacto-kyoto.com/

  • 令和3年度京都らしい宿泊施設表彰とは

より魅力ある宿泊観光の推進を目的として,京都市は平成29年度から「京都らしい宿泊施設表彰」を実施。第4回目となる令和3年度は「市民生活と調和し、地域に貢献する宿泊施設」というテーマで選考が行われた。新型コロナウイルス感染症による深刻な影響の中においても,京都観光行動基準(京都観光モラル)を踏まえ,地域の多様な主体の一員として,市民生活と調和し,地域団体等と連携した取組を行った宿泊施設。また地域経済や,地域コミュニティの活性化へ貢献している宿泊施設を応募・選考する。この度、匠人は18の宿泊施設の一つとして三条まちづくり協議会は8の地域団体等の一つとして表彰を受けました。
※京都観光行動基準(京都観光モラル):2020年11月、京都市及び公益社団法人京都市観光協会(DMO KYOTO)が、持続可能な観光をこれまで以上に進めていくことを目的に策定。観光事業者や観光客、市民など京都観光に関わる全ての人に向けた行動基準のこと。

  • 京の三条まちづくり協議会とは

品格ある三条通りを守り育てるため、下記の6つの心得を基に積極的に活動をしております。
京のまちなかで長い歴史に培われた幅の広い豊かな文化や自然を尊重し、
四季や人の温もりを感じられるような、質の高い感性を持って三条通をしつらえます。
通りに息づく文化や様式の多様性を楽しみ、認め合い、何より人のつながりを大切にして、
三条らしい品格ある通りと景観を創造していきます。

  • 主な取り組み

「三条通で遊んでみよし」 
寺町通から新町通までの7町内から構成される「京の三条まちづくり協議会」では、「電線地中化・無電柱化」を進めるにあたり、道路や街灯などの検討、さらには、ポストパンデミックを見据え、日常の暮らしにおけるみちの活用の在り方についても検討しているところです。

木製看板木製看板
公共空間としてのまちなかのみちは、交流の場、憩いの場、生業の場、表現の場でした。このような状況を鑑み、将来の三条通をどのような形状にするのか、みちの活用の在り方はどのようなものがあるのかについてのまちづくり社会実験を、2021年11 月6 日、7 日に実施しました。
「市民生活との調和や地域活動」という観点から匠人としても準備段階から積極的に参加させて頂きました。下記にその様子を一部ご紹介させて頂きます。

  • 三条通に出店されて店舗さまのご協力の下数々のワークショップを開催

 「はちみつ採蜜体験ワークショップ」


「すぐ役立つ ふろしきの包み方ワークショップ」風呂敷体験風呂敷体験
「祇園祭の鷹山囃子方によるお囃子ワークショップ」

「祇園祭の鷹山囃子方によるお囃子ワークショップ」「祇園祭の鷹山囃子方によるお囃子ワークショップ」「道であそんでみよし」

道で遊んでみよし道で遊んでみよし道路解放を行い、三条通りが憩いの場となりました。参加者はもとより地域住民、働く方、道行く人などそれを見ている人も一緒に、公共空間を楽しく過ごせて頂けました。

  • 「京の三条まちづくり協議会」について (HPより一部抜粋)

1. 発足の経緯
 1985年に京都市より「三条通界わい景観整備地区」に指定されたことをきっかけに歴史的にも景観面でも大切な、三条通を修景計画と道路整備によって地域を活性化させるために京都府建築士会の取り組みによって、1993年に研究会が発足されました。
それをベースとして地域住民により「京の三条まちづくり協議会」を1995年に設立いたしました。

2.活動目的
●三条通は歴史ある美しい建物が並び、「三条通界わい景観整備地区」に指定されています。
この美しいまちなみを守り、さらに良いまちなみの形成を目指します。
●三条通は京都のまちなか、「職住共存地区」です。京都のまちは、住まいしながら生業を営み、賑わうことで成り立ってきました。まちに人が暮らしていることはとても大切なことで、安全に快適に暮らせる環境が必要です。「暮らし」の環境と「商い」の賑わい。先人の知恵から共存を考え、さらに、現代の三条通にふさわしいルールづくりを目指します。
●古くから暮らしている人、新しくマンションに住まう人、老舗、新しい店舗、そして買い物客や観光客も含め、さまざまな立場の人々の繋がりをつくり、三条通に培われてきた「品格のあるまち」としての意識の共有と、協働する場づくりを目指します。
●車や自転車、安全や治安、災害時の対応など、都心部の持つ問題への対策を考えます。
●道路や、電柱、交通、治安など、行政との交渉の窓口としての役目を受け持ちます。

3. 主な活動
◆「三条通りお神輿まつり」
 1996年より祇園祭還幸祭にて三基のお神輿の渡御を三条通でお迎えするために始めました。本協議会の地域は七つの町内会、3つの元学区にまたがっているため、地域住民どうしの交流を図ること、地域のお祭りを子どもたちや新住民の皆様に知ってもらうことも開催の目的としています。1965年まで後祭の山鉾はこの三条通を巡行していました。 なお、後祭宵山の7月23日には、三条通を通られる南観音山、北観音山、大船鉾の日和神楽をお迎えしています。
◆「まちカフェ」
 2005年「京の三条まちづくりカフェ」がオープンしました。三条のまちに興味のある人が集まり、まちづくりのヒントになるお話を講師から伺い、気軽に話をする場づくりから、人と人のつながりをつくるということを願っております。

◆その他
 2008年から「春を呼ぶ 三条節分もちつき大会」と「京の三条寄席」を開催してきました。京都に息づく文化への理解を深めるとともに、住民同士や商店者をはじめ、大学生、留学生などとのつながりを強め、文化の薫り高い、「品格のある三条通」
として、暮らしやすい魅力的な地域づくりを目指すことを目的としています。

 また、三条通に存在する優れた建築物を紹介する「三条通り建築ガイド」を作成し、当協議会の会員のお店などで配布しています。そして、三条通を訪れた国内外の方へ、地域文化や歴史に触れる機会を提供し、地域をより深く認知していただくための紹介冊子「京の三条 sanjo street」を、多国語(日本語、英語、韓国語、中国語(簡体字)、中国語(繁体字))で作成し活用を図っています。さらに、外国からの観光客の方などとのコミュニケーションを図るための「指差し BOOK」(4カ国語対応冊子)も作成し、お店などで活用していただいて京都市が進める「歩いて暮らせるまちづくり」事業にも取り組んでいます。

■京の三条まちづくり協議会
【所在地】〒604-8083 京都市中京区三条通柳馬場東入中之町11 西村吉象堂内
【公式サイト】http://www.sanjyo-kyo.jp/
【電話】075-221-3955

  • 匠人の活動について

人が元気になるには、地域の繋がりが大切との強い思いを持ち、京の三条まちづくり協議会の一員としてワークショップやシンポジウムに積極的に参加してきました。またコロナ禍で沈みがちな心を「花で元気に!」と宿泊施設前の装飾を行ったことも、この度の評価に繋がり深く感謝申し上げます。

三条通は「職住共存地区」ダイバーシティ 地域共生社会です。
地域共生社会とは、地域住民や地域の多様な主体が「我が事」として参画し、人と人 人が資源が世代や分野を超えて「丸ごと」つながることで住民一人ひとりの暮らしと生きがい、地域を共に創っていく社会のことであります。
歴史ある三条通において、時代の最先端の取り組みがなされ数々の催しが実行されてきました。そんな愛すべき三条通に位置する匠人。今回の表彰に深謝すると共に先代の夢を乗せて、地域の人々のホットできる空間造りを目指し今後も努力して参ります。
「暮らす様に旅する」をコンセプトに、単なる旅人ではなく一住民として地域に参画頂けるように新しい試みを行って参る所存でございます。

■ゲストハウス「匠人(タクト)」
【所在地】〒604-8111 京都市中京区三条通堺町東入桝屋町67
【Address 】 67 Masuyacho , Nakagyo-ku Kyoto-shi, Kyoto, 604-8111, Japan
【公式サイト】https://tacto-kyoto.com/
【ご予約】https://airbnb.com/h/tacto-house-kyoto
【アクセス】
◆京都市営地下鉄 烏丸御池 5番出口徒歩3分
◆京阪電車    三条駅  6番出口徒歩10分
イノダコーヒ三条店西隣、チョコレートショップ・ベルアメール京都別邸向かい

【運営会社】岸商事株式会社

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