エリマネこ編集部がオススメする最新のまち時事ネタをご紹介! 業界動向が知りたい、事業のヒントにしたい等々、ぜひご活用ください!
▶︎ 海の見える絶景無人駅を拠点とした可動産(モビリティ)による地域を巡る旅「動く〇△□(マルサンカクシカク)」(PR Times 2022年2月25日) |
海の景色をめぐる観光体験ができるサービスとして、新しい旅の形が提案されています。ありふれていた景色をキャンピングカーと素敵なファニチャーから切り取ることで、そこに地域の観光資源が生まれます。コンシェルジュが同乗するそうで、さらに地域を味わえるのではないでしょうか。
JR東日本スタートアップの取り組みということで、沿線におけるモビリティ連携というMaaSの視点からも興味深いです。
▶︎ まちづくりの新たな「コモニング」を可能にする、市民参加のためのタクティカル・アーバニズム ~NEC未来創造会議 2021年度第3回有識者会議レポート~(business leaders square wisdom 2022年02月28日) |
「個人の小さなアクションから都市全体を変えていこうとする」タクティカル・アーバニズムというアプローチが、より重要になるであろう市民による共創のヒントとして紹介されています。小さなアクションを起こすことで、まちを自分事ととして捉えられるようになり、自然と誘発されてコミュニティが生まれるのでは、と感じさせられます。
▶︎ 期間限定「ナカメ サステナブルパーク」をオープン―JFEスチールの鉄製リサイクルカップ「ECOFEEL CUP」と「森のタンブラー」を展開し“使い捨てカップゼロ”を目指す―(PR Times 2022年3月10日) |
花見の時期に今年は人出も戻ってきましたが、都内随一の桜の名所である中目黒で、このシーズンに発生するプラスチックごみの有効活用を目指した取り組みです。2020年に設立された官民協働の一般社団法人ナカメエリアマネジメントと周辺企業との連携で行われています。
単に人を集めるのではなく、サステナブルなまちづくりを目指すエリアマネジメントの意義を示す例と言えるでしょう。
▶︎ 京都の魅力を体験できる「京都館PLUS X」が宮下公園のバーチャル空間に開設-メタバース上の都市連携で、渋谷区と京都市がつながる-(PR Times 2022年3月15日) |
宮下公園の仮想空間をつくってプロモーションスペースを設ける取り組みですが、地域を越えて京都市のPRが行われているところが斬新です。首長同士のつながりをきっかけとして実現したようです。
バーチャル都市空間の構築はよく見られるようになってきたなか、エリアマネジメントが関わるところでも札幌駅前通りまちづくり会社とDNPによる事例など、試みが広がっています。
今回の宮下公園の事例のように、仮想空間を設けた上でいかに発展的なアイデアやコンテンツを実装していけるかが次のステップとなるかもしれません。