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サンシャインシティ×大正大学“街文化 共創プロジェクト”始動!

~ 学生が「空き店舗の新たな活用方法」を提案 ~

大正大学(学長:髙橋秀裕、所在地:東京都豊島区)の表現文化学科街文化プランニングコースでは、本学と同じ豊島区にあるサンシャインシティと共同し、様々な事業の展開にむけた「サンシャインシティ×大正大学 街文化 共創プロジェクト※1」を発足しました。
初年度のテーマは「空き店舗の利活用」についての課題解決。現在、コロナ禍でのEコマース需要の増加によって、さまざまな商業施設における実店舗の在り方に変化の兆しがみられ、サンシャインシティもその一つです。サンシャインシティ内テナント区画の「店舗用途以外の区画有効活用方法」を考案するため、本コースの3年生6名が立ち上がりました。専門店街アルパ3階のコミュニティラウンジ「Sunshine City SOLARIUM(サンシャインシティソラリウム)※2」などを会場とし、全7回のグループワークを実施。最終的に2案に絞った企画について11月10日(木)にサンシャインシティ社員の前でプレゼンテーションをおこない、それぞれの案について社員からフィードバックをもらいました。
そのフィードバックを生かして今後は本格的な区画活用開始に向け、さらに企画のブラッシュアップを重ねます。
サンシャインシティとの連携を強化し、大学が根差す豊島区を主なフィールドとして、地域の文化やコミュニティ醸成につながる表現活動を行う先進的な取り組みを引き続きおこなっていきます。

(※1)サンシャインシティ×大正大学 街文化 共創プロジェクト…2022年度秋学期「PBLⅢ(担当教員:影山裕樹)」のゼミをきっかけに生まれたプロジェクト。実際の店舗活用や共同研究、地域コミュニティとの交流イベントなど様々な事業の展開に向けた企画をおこなう。
(※2) Sunshine City SOLARIUM…2021年11月1日に専門店街アルパ3階にオープンしたサテライスオフィス需要に対応するコミュニティラウンジ。「働くこと」「食べること」「出会うこと」の大切さや楽しみ方などニューノーマルの時代の新しいライフスタイルを発信するコミュニケーション空間。https://sunshinecity.jp/file/official/solarium/

街文化 共創プロジェクト ロゴ
街文化 共創プロジェクト ロゴ

サンシャインシティ9Fの共創空間にて、社員に向けたプレゼンテーション
サンシャインシティ9Fの共創空間にて、社員に向けたプレゼンテーション


【本件のポイント】

  1. 社会問題に対して当事者意識を持ち、社会課題の解決に自らの学びを結びつけるPBLの取り組みです
  2. 企業・団体の直面する社会課題に自ら取り組むことで、大学での学修の枠を超えた新しい学習区分の実践となります
  3. 同じ豊島区に根差す企業・大学というステークホルダー同士が互いの強みを生かし、社会課題の解決に取り組むプロジェクトとなります

■協力企業
株式会社サンシャインシティ
水族館・展望台などのアミューズメント施設と、アルパ・ALTAのショッピングセンター、イベントホールなどで形成される大型複合施設「サンシャインシティ」を「なんか面白いこと、ある。」をスローガンに運営。2020年より「なんか面白いこと」を地域と社会に提供することをミッションに、地域の方とまちづくりに取り組んでいる。

【プレゼンテーション概要】
目  標:サンシャインシティ内テナント区画をテンポラリーに店舗用途以外で有効活用する
会  場:サンシャインシティ9F共創空間 他
講  評:株式会社サンシャインシティS・C事業部長 林 秀樹氏   他 S・C事業部員
発表テーマ:
<プラン➀>「癒っし屋いませ、射的屋、ちょっと屋ってみる?」
ワーカーや高速バス利用者に注目し、癒しの空間として「仮眠・足湯スペース」の提供や利用者が目的以外の店舗にも足を向ける仕組みを取り入れた「射的コーナー」、地域の力や魅力の交流拠点を目指した「超小規模レンタルスペース」の設置などの案を提案。
学生  秋山堅、長岡未紗、瀬田耕輔

学生による店舗活用アイデア(一部)
学生による店舗活用アイデア(一部)

学生による店舗活用アイデア(一部)
学生による店舗活用アイデア(一部)


<プラン➁>「おとめ部屋」
女性オタク向けの店が多い池袋の特徴に注目し、ターゲットを10代~20代のオタク女子に設定。イベント参加時に美容室で髪を可愛くセットする「ヘアメ」のための身だしなみスペースの提供や「推し活」グッズ販売ゾーンの提供を提案。
学生  石井正将、小山萌心、藤田颯輔

学生による店舗活用アイデア(一部)
学生による店舗活用アイデア(一部)

学生による店舗活用アイデア(一部)
学生による店舗活用アイデア(一部)


学生のコメント:テーマの「店舗用途以外の区画有効活用」を考えるにあたり、サンシャインシティが大事にしている価値観に合うこと、面白さが生まれるようなしかけをとりいれること、独自性があること、池袋だけではなくその他の地域での展開も見据えることの4点を意識して提案をおこないました。ターゲット層の設定やコストも考えながら、実践的かつ将来につながる貴重な経験ができました。

<講評>
「2案ともよく考えられた企画で社員皆が驚きました。普段大学生と直接接する機会が少ないので“若者が感じていること”を知る良いきっかけにもなりました。本格的な区画活用開始に向けて引き続きがんばってほしいです。次年度以降もぜひこの取り組みが続いてパワーアップしていくことを願っています。」

Sunshine City SOLARIUMでレクチャーとグループワークを行うSunshine City SOLARIUMでレクチャーとグループワークを行う

プレゼンテーション終了後、サンシャインシティ社員との記念撮影プレゼンテーション終了後、サンシャインシティ社員との記念撮影
◆表現学部表現文化学科街文化プランニングコース
現代の “ 街 ” は、まるで全体が複合的な「近未来ミュージアム」。21世紀は球上の人類の80%が都市で生活する時代になると予測される、街文化の基盤になります。地球環境を大きく捉えたうえで街文化のこれからのイメージを組み立て、人間が快適に、しかも好奇心と喜びを持って生活する空間と時間、経験や記憶をどのようにデザインしていくか。それを考えていくのが街文化プランニングコースです。

◆大正大学
大正大学は、設立四宗派の天台宗・真言宗豊山派・真言宗智山派・浄土宗および時宗が協働して運営する大学です。その協働の精神を支えているのが、大正15年(1926)の創立時に本学が掲げた、「智慧と慈悲の実践」という建学の理念です。建学の理念のもとに〈慈悲・自灯明・中道・共生〉という仏教精神に根ざした教育ビジョン「4つの人となる」を掲げて教育研究の活動を展開しています。また、令和2年度文部科学省「知識集約型社会を支える人材育成事業」に本学が推進する「新時代の地域のあり方を構想する地域戦略人材育成事業」が採択されました。公式HP:https://www.tais.ac.jp/

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