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東海大学を中心とした産学官連携による新たな地域再生構想「Kanagawa Wellness Corridor 〜Center of ME-BYO〜」を始動

<コロナ禍時代の「新たな日常」に対応した日本の新しいライフスタイルを描きだす、神奈川スタイルの新たな地方創生>

一般社団法人Kanagawa Wellness Corridorでは、東海大学と神奈川県の3市3町(秦野市・伊勢原市・平塚市・中井町・二宮町・大磯町)、民間企業が連携し、地域再生構想「Kanagawa Wellness Corridor 〜Center of ME-BYO~」を始動します。

構想のロゴマーク。丹沢の山々のグリーン、西湘の海のブルー、人々の元気で明るい未来を象徴するイエローの3色を、パレットをモチーフにデザイン。ここから新しい“未来図”が描かれることを示唆しています。

昨今のコロナ禍は、人々の働き方に大きな影響を与え、リモートワークが広く社会に浸透するきっかけとなりました。都心のオフィスへ毎日通勤する必要がなくなったことで、住む場所の選び方にも、“通勤を考えて住む”から、“生活を考えて住む”という変化が生じる可能性が出てきました。このように、通勤の利便性よりも、個々人の生活の充実を重視して住む場所を選ぶトレンドは、今後加速していくものと見られます。

 そこで、本構想では、これからの時代の新しい生き方を模索するため、東海大学湘南キャンパス周辺を構想エリアに設定し、再活性化を図ります。構想エリアは、北に丹沢の山々を、南に西湘の海を擁する豊かな自然環境と、小田急線・JR東海道線の2路線が走り、都心までそれぞれ約1時間という交通利便性が特徴的な地域です。また、道路網も完備されており、東名・第2東名高速、小田原厚木道路、西湘バイパスが利用可能。情報インフラの面では、ケーブルテレビの普及によってネット環境も良好です。

本構想では、このエリアでウエルネス(Wellness)をテーマに、自然とテクノロジーが融合したさまざまな回廊(Corridor)を開発する多彩なプロジェクトを実行。行政単位の活性化ではなく、地域の相互補完によって、エリア全体が持つ豊かな資源を、広域エリアマネジメントの手法で利活用します。

本構想は、リモートワーク環境の充実、高齢者の生涯学習プログラムの開発、子育て支援や農業支援など、新しい時代の暮らしをより豊かにする多彩なプロジェクトで構成されます。たとえば、「リモートワークに不可欠な情報インフラの充実と、自動運転を見据えた交通インフラの整備プロジェクト」、「アウトドアアクティビティの拠点と地域のコミュニティスペースとしての機能を兼ね備えたサテライトオフィスの設置プロジェクト」、「リタイア後の生涯自立を目指した、食・運動・生きがいづくりを学ぶ学校設置プロジェクト」など、日本の新たな生き方を模索するさまざまな取り組みによって、誰もが心身ともに健やかに暮らすことができ、豊かな社会関係を築くことができる(=Wellnessを提供する)地域づくりを目指します。 

本構想のコンセプトは、「未来 is?」。ニューノーマルが叫ばれる時代の「これからの時代には、どんな生き方がふさわしいのだろう?」という社会の疑問に正面から向き合い、産学官が一丸となって、新しい“未来図”を描き上げるという思いが込められています。

なお、構想の実現に向けては、一般社団法人を設立。一般社団法人が、プロジェクトごとに分けられた部会を束ね、全体の進行管理・調整を行うことで、持続可能な運営体制の構築を実現します。

今後の構想の進捗については、逐次、情報発信してまいります。

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