インスタ映えの聖地で新芸術祭、キックオフ展に小室哲哉も参画
日本のウユニ塩湖とも呼ばれ、絶景を誇る父母ヶ浜(ちちぶがはま。香川県三豊市仁尾町)(*1)を舞台に、2020年に新たな芸術祭が誕生します。25年以上にわたり、地元有志(*2)が清掃し、守り続けてきた父母ヶ浜の美しい海と砂浜を舞台に、地域住民がコアメンバーとなり、アーティストとのフィールドワークアートを通じて新たな地域の魅力を発信していくものです。
総合プロデューサーを務めるのは、街づくりにおける各種コンサルティングを手掛ける株式会社NI-WA(本社・東京都千代田区、代表取締役社⾧:吉川稔)。2020年10月31日(土)から11月8日(日)まで、キックオフ展『父母ヶ浜芸術祭Vol.0』を開催します。 アートディレクターには、外出制限環境下においてアートを新しい形で表現したOnline Art Salon「つくらない都市計画」(*3)のディレクションをはじめ、ギャラリストとして多くのアーティストを世に輩出してきた吉井仁実、アーティストには小室哲哉、脇田玲、ni-waらが参画。アーティストとのフィールドワークアート、トークセッション等の映像コンテンツの配信に加え、父母ヶ浜ではDJ、ミュージックライブ、美味しい食や地域の魅力に触れるマルシェ等を行います。
SNSを中心に話題を呼び、全国から観光ツアーも組まれるほどの人気スポットとなった父母ヶ浜。鏡のように穏やかな水面がつくり出す父母ヶ浜の美しい風景の中で、燧灘(ひうちなだ。)(*4)の空や海の澄み渡る青、水平線の燃えるようなオレンジ色、緑の山肌に点々と色づき始めるみかんの黄色など、仁尾の人々の暮らしが育む色や、音、土地の香りに触れて、感じるままに、人々が繋がる場を生み出していきます。
コロナ禍により、自由に出歩き、人と会い、コミュニケーションを取ることが制限される昨今ですが、リアルとオンラインの融合、街全体を舞台にした、回遊性のあるアート体験によって、安心安全と地域のコミュニケーションを楽しめる芸術祭にしたいと考えています。
◆父母ヶ浜芸術祭 Vol.0 開催概要
テーマ
LOVE
会期
2020年10月31日(土)~11月8日(日)
会場
父母ヶ浜海水浴場(香川県三豊市仁尾町仁尾乙203-3)他
入場料
有料チケット制(一部無料)
*各プログラムと連動したクラウドファンディングを予定。
主催
父母ヶ浜芸術祭 ちえんなあれ
参加アーティスト
小室哲哉、脇田玲、ni-wa 他
アートディレクター
吉井仁実
総合プロデューサー
吉川稔(株式会社NI-WA)
ちえんなあれ コアメンバー
今川宗一郎(株式会社イマガワ取締役/株式会社ウルトラ今川 代表取締役)、真鍋貴臣(合同会社フィネストラ 代表社員)、浪越弘行(cafedeflots店主/合同会社Doux Flamme代表社員)、藤岡優(合同会社Fizm 代表社員)、Chebi(Photographer)、平宅正人(株式会社しわく堂 取締役/株式会社ブレーメンカンパニーズ 代表取締役)、牛込まい(フリーランス)、山下昭史(香川県三豊市長)
運営統括事務局
父母ヶ浜ポート(東邦レオ株式会社)
会期中イベント
詳細はティザーサイト、SNSにてお知らせします。
ティザーサイト
*サイトは9月下旬公開予定。
*参加アーティストの最新情報や地域の皆さんとのアート制作の様子、インタビュー等をお届けします。
SNS
【Instagram】https://www.instagram.com/chichibu_artfest/
【Facebook】https://www.facebook.com/chichibu.artfest
◆父母ヶ浜芸術祭 ちえんなあれ よりメッセージ
「ちえんなあれ」とは、知縁(知的好奇心が結ぶ縁)とennale(芸術祭)を組み合わせた造語です。
この地を愛する私たちと、この地に魅力を感じて訪れてくれるあなたとが出会う。そしてお互いをもっと知りたくなることで、まちの新たな魅力へと繋がっていく。
この芸術祭が、“知る”ことから新しいご縁が生まれ続け、自らの日常がより豊かになる場所になってほしいと思っています。
◆ゲストアーティスト(順次公開予定)
小室哲哉 TETSUYA KOMURO
ミュージックデザイナー。作詞家、作曲家、編曲家、キーボーディスト、シンセサイザープログラマー、DJ、音楽プロデューサー。
2010年、作曲家としての活動を再開。AAA、森進一、北乃きい、超特急、SCANDAL、Tofubeats、超新星、SMAP、浜崎あゆみ、秋元康プロデュース乃木坂46など幅広いアーティストに楽曲を提供している。
脇田玲 AKIRA WAKITA
慶應義塾大学環境情報学部教授。博士(政策・メディア)。
日産LEAF と一体化した映像作品「NEW SYNERGETICS –
NISSAN LEAF X AKIRA WAKITA」(2017)。
ni-wa
都市のあり方を社会彫刻的アートプロジェクトを通じて問い直す。 生命力が感じられる「場」を街の中に創造する事で、コミュニティ・ディベロップメントの具現化に取り組む。
◆アートディレクター
吉井仁実 HIROMI YOSHII
山梨県の文化総合施設 <公益財団法人 清春白樺美術館> 理事⾧
現代美術ギャラリー <hiromiyoshii & HIROMI YOSHII EDITION> オーナー&ディレクター。<ART PHOTO TOKYO> ディレクター。山梨大使。
連載:2017 年、18 年 ハースト婦人画報社<25ans>『現代アートに一歩近づく12stories』ほか。著書:光文社新書『現代アートバブル』ほか
◆総合プロデューサー
吉川稔 MINORU YOSHIKAWA
89年 神戸大学農学部卒業、住友信託銀行に入社。2001年 株式会社リステアホールディングス 取締役副社長。 バレンシアガジャパン取締役。 株式会社リステアインベストメント(ゴールドマンサックスとJV) 代表取締役。10年 クール・ジャパン官民有識者会議委員。14年カフェ・カンパニー株式会社 取締役副社長。16年7月 株式会社NI-WA創立 代表取締役社長に就任、現職。 16年11月 東邦レオ株式会社 代表取締役社長に就任、現職。
【注釈】
*1 「父母ヶ浜」(ちちぶがはま) について
香川県三豊市仁尾町にある燧灘に面した海岸。約1kmのロングビーチを誇る穏やかな海水浴場です。南米ボリビアの天空の鏡とも呼ばれる「ウユニ塩湖」のような写真が撮れると話題を呼んでいます。
干潮時に風がなく水面が波立たなければ、砂浜にできる潮だまり(水たまり)に天空を映し出す鏡のような光景を見ることができます。
また、美しい夕陽は「日本の夕陽百選」にも選ばれ、平成30年8月にはじゃらん「行ってみたい夕日絶景」アンケートで1位に選ばれています。
父母ヶ浜ヴィレッジ総合インフォメーション 父母ヶ浜ポート(三豊市仁尾町仁尾乙203-3)
https://chichibugahama-village.com/
*2「ちちぶの会」 について
毎月第1日曜日に集まり海岸の清掃をする 父母ヶ浜を25年以上にわたり、清掃し守り続けてきた「ちちぶの会」。浜を埋め立てて工場地帯を建設するという町の開発計画に反対し、「この美しい海と海岸を守りたい」という想いから始められました。
地元有志から始まったメンバーも70名以上に 開発計画が中止となった現在も、多くの方々が参加し活動が続けられています。その場が持つ美しさや歴史を経済合理性にとらわれず、未来へ残す選択をした人の想いを、次世代へ受け継ぎ、紡いでいく活動を通じて、サスティナブルなまちづくりに携わります。
ちちぶの会の皆さん*3 「つくらない都市計画」について
東京・九段の歴史を見守り続けた築93年の会員制ビジネスサロン「kudan house」を舞台に、2020年5月6~31日まで開催されたクローズドアートイベント。東京大学大学院教授 横張真氏が提唱する「つくらない都市計画」をテーマに、『アート×街づくり』の可能性を探るトークセッションやコンテンツを配信。リモートで体感するオンライン型アートイベントとして、外出制限下におけるエンターテインメントの新しい楽しみ方を提示しました。
公式サイト https://art.kudan.house/
*4 「燧灘(ひうちなだ)」について
瀬戸内海中央部、香川県の荘内半島と愛媛県高縄半島の間を占める海域で、四国側を指します。
【会社概要】
株式会社NI-WA (東京都千代田区九段北1-15-9)
代表取締役社長:吉川稔
街づくりにおける各種コンサルティング、プロジェクトマネジメントをユーザーの視点から行い、空間のデザインや維持管理ならびに賑わいづくりに取り組みます。「場」を利用する人々の立場で、事業ドメインである「コミュニティ・ディベロップメント」を通じて、お客様へのソリューションを手がけます。代表例:kudan house (千代田区九段北)、青山ビルヂング(港区北青山)、父母ヶ浜(香川県三豊市)等 https://ni-wa.co.jp
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