エリマネこ

まちを、エリアを楽しくするお役立ちメディア

地域資源を活かし新たなにぎわいの創出へ【結婚式でまちおこし】千葉県指定有形文化財三菱銀行佐原支店旧本館の活用に関する実施協定を締結/バリューマネジメント株式会社

佐原商家町ホテル NIPPONIAにて2025年7月から結婚式での利用開始
バリューマネジメント株式会社

バリューマネジメント株式会社(本社:大阪府大阪市、代表:他力野 淳、以下当社)は、千葉県香取市と、千葉県指定有形文化財 三菱銀行佐原支店旧本館(以下、佐原三菱館)の指定管理者と、佐原三菱館の活用推進における実施協定を締結いたしました。実施協定に基づき、2025年7月より、佐原商家町ホテル NIPPONIAにて佐原三菱館での結婚式での利用を開始いたします。

【開発背景】
全国的な課題である、人口減少や産業移転によるまちの衰退は、関東の周縁部でも進行しています。都市部から日帰り圏内にある上に、周囲に競合となる観光地がある千葉県香取市・佐原では、訪問のきっかけとなる新たなコンテンツの開発が求められています。
佐原は水運を利用して「江戸優り(えどまさり)」と称されるほど栄えていた土地であり、当時のまちなみが今でも残っていることから、関東で初めて重要伝統的建造物群保存地区に選定されました。
その背景には、住民団体「佐原の町並みを考える会」の設立や、それを機に地域住民・行政一帯の取り組み体制が整えられ、まちを挙げて観光まちづくりに取り組んできた成果がある等、地域住民と行政が協力して取り組んできた経緯があります。
この度、地域住民自らの手で、守り残してきたまちの資源である佐原三菱館を結婚式や前撮り、フォトウエディング等に利用するため、香取市、佐原三菱館の指定管理者「小野川と佐原の町並みを考える会」と当社は、新たに「千葉県指定有形文化財 三菱銀行佐原支店旧本館の活用推進における実施協定書」を締結しました。本締結により、まちの歴史的建造物を新たに利活用し、まちに訪れる人の増加や、賑わいづくりを目指しています。

【佐原三菱館について】
大正3年に建てられ、三菱銀行佐原支店として使われていた地域のシンボルです。赤煉瓦が印象的なルネサンス様式の洋風建築で、和風の建物に囲まれた中でも調和を保ち、まちなみに溶け込んでいます。また、建物内部は大理石と装飾漆喰の暖炉や、優美な螺旋階段が残っており※1、平成3年には、千葉県指定有形文化財に指定されています。令和4年度には第29回千葉県建築文化賞に入選し、歴史的評価だけではなく、建築物としての評価も高い建物です。
また、住民が中心となって立ち上げた「小野川と佐原の町並みを考える会」が管理しており、市民の手によって来館者数が369名(平成3年)→2,563名(平成4年)→19,096名(平成12年)と増加させたことなどから※2、地域住民が守ってきた建物といえます。
※1:佐原町並み交流館「佐原三菱館建物ガイド」 
※2:NPO法人 小野川と佐原の町並みを考える会「町づくり10年の歩み-歴史のまち保存と再生-」

■ 歴史的建造物を活用した地域活性化型結婚式
佐原商家町ホテル NIPPONIAでは、「佐原のまちおこしを結婚式で」という思いのもと、結婚式を通して佐原の文化体験をしていただくプランをご用意しています。元酒造の蔵をホテルのフロント・レストランだけではなく、結婚式場としても活用するほか、香取神宮挙式や花嫁舟など佐原のまちの資源を生かした結婚式を承ってきました。
結婚式に求めるニーズが多様化している一方で、地域によっては市場縮小とともに事業者が撤退したために「結婚式を挙げたくても、自分に合う会場やプランがない」といった課題も存在しています。本プランでは「地元で挙げられる結婚式」の選択肢を創出し、課題の解決も目的としています。
当ホテルが新たに佐原三菱館の利活用を始めることにより、日本の伝統的な町並みの中で洋館を活かしたレトロモダンウエディングを提案し、顧客のニーズをより幅広く叶えることを目指しています。さらに、挙式プランだけではなく、前撮りやフォトウエディングプランも同時に販売を開始することで、新郎新婦それぞれに合わせた結婚式の形を提案をしてまいります。
佐原三菱館を結婚式の挙式会場としてご利用いただくことで、これまで住民の手で守られてきた建物が、新郎新婦やその家族、友人等、多様な人が集まる結婚式で利用され、より多くの人が訪れる場所として地域の関係人口の創出を目的としています。

佐原三菱館での挙式イメージ
披露宴会場は元酒造の蔵を改装した佐原商家町ホテル NIPPONIAにて執り行います


■地域創生×結婚式
本プランを通して、地域のシンボルを結婚式で活用することにより、関係人口の創出だけでなく、地域経済や文化継承に貢献することを目指しています。佐原三菱館での挙式を終えた後は、重要伝統的建造物群保存地区として国に選定されている佐原の町並みを眺めながら、小野川沿いの美しい風景とともに、地元の酒造「馬場本店酒造」の元酒蔵を利活用した披露宴会場へ移動します。
また、新郎新婦と参列者全員に「ウエディングパスポート」を贈呈。結婚式のあともまちを堪能していただけるよう、地元の事業者と連携し、厳選した10店舗を掲載しています。1日を通して、佐原の自然や文化、地域の人々との出会い、そしてまちの持つ佐原の風情を五感で味わう体験を生み出します。
歴史資源を新たな形で活かしながらも、地域経済や文化の循環を促す新しいウェディングの形として、佐原の魅力をまるごと体感していただける一日をご提案いたします。

ウエディングパスポート

■プラン概要
・提供期間:2025年7月以降の結婚式にてご案内可能
・名      称:佐原三菱館 レトロモダンウエディング
・提供場所:佐原商家町ホテル NIPPONIA
・住      所:千葉県香取市佐原イ1708-2
・予約・詳細はこちら:  https://www.nipponia-sawara.jp/wedding/
・価格:

 ■挙式プラン
 30名様 挙式+披露宴プラン 1,915,738円(税・サービス料込)
 60名様 挙式+披露宴プラン 2,651,986円(税・サービス料込) 
 ■フォトウエディングプラン
 ・洋装プラン 26.4万円(税・サービス料込)
 ・和装プラン 29.7万円(税・サービス料込)

この記事の詳細はこちら

最新の記事をメルマガ配信中(不定期)

Twitter

情報登録を受付中!

Return Top