エリアマネジメントについて学びたいけれど、何を参考にしていいか分からない…、進めていく中でどのようなノウハウが必要なのだろう…?
そんなお悩みを持つみなさんに、エリマネこ編集部が参考書籍をピックアップしました!
まずはエリマネの全体像をつかめる《総論》と、個別トピックの参考になる《各論》の参考書籍を紹介します。
また、別記事では《事例》本も紹介するのでお楽しみに!
《総論》まちの価値を高めるエリアマネジメント
小林重敬・一般財団法人森記念財団 編著
東京や大阪等の都心部再生で脚光を浴びるエリアマネジメントが、地域再生法改正により全国各地でさらに取組みやすくなる。どういう考えに基づき、誰が中心となって、どんな活動をしているのか。どうして街路等の公共空間を使って活動できるのか。地域の組織と行政の役割分担は。疑問に答える第一人者によるやさしい手引き
出版社サイトより
エリアマネジメントの全体像を知りたいときには、まずこちら!エリアマネジメントの背景や関連制度、活動や団体の事例などを一通り知ることができる、定番テキストブックです。
《収支》エリアマネジメント 効果と財源
小林重敬・一般財団法人森記念財団 編著
エリアマネジメント活動に欠かせない財源確保の多様な仕組みを、海外の制度や実際、日本の先端事例を交えて具体的に示す。また負担に応じる関係者の納得を得るためには活動効果を測り伝えなければならない。その効果的な方法を内外の事例から示す。くわえて効果を生み出すために必要な組織と公民連携のあり方についても示す
出版社サイトより
『まちの価値を高めるエリアマネジメント』のシリーズ本です。「効果と財源」は実務上特に関心の集まるトピックですが、なかなか外から実情が見えない面もあります。いかに効果を伝えるかも詳細に扱っている、貴重なテキストです。
《スキーム》パブリックスペース活用事典 図解 公共空間を使いこなすための制度とルール
泉山塁威・宋 俊煥・大藪善久・矢野拓洋・林匡宏・村上早紀子・一般社団法人ソトノバ・パブリックスペース活用学研究会 編著
パブリックスペース活用の歴史や制度を初めて体系化。歴史的変遷を見やすい年表形式で辿るとともに、おさえておきたい政策や法令、条例等、都市に賑わいや居心地を創出するテクニカルなアプローチを国内外の60の制度・プログラムで網羅した。自治体・コンサル・企業・市民・研究者、あらゆる立場で実践に使える待望の教科書。
出版社サイトより
エリマネの活動の舞台となることが多い公共空間ですが、使うためには関連する制度を理解して対応しなければなりません。専門家でないとそれを探すのから難しいのですが、本書は様々な空間に関する制度・ルールをすぐに調べることができます。
《拠点》 PPR the GEARs 公共空間利活用のための道具考
西尾 京介、小林 綾、他 著
まちの魅力を高める、元気にする、地域の暮らしを豊かにするなど、さまざまな目的で、公共空間を積極的に活用しようとする動きが全国に広がり、盛んに議論され、実践されはじめています。
発行者サイトより
同時に、これまでのように一部の専門家だけが関わるのではなく、広く一般の市民が自ら公共空間の利活用に参加し、イス・テーブルやパラソル、人工芝など、いろんな道具を手にする機会も増えつつあります。
本書では、「PPR the GEARs」と題し、公共空間の利活用を実践する人なら、誰もが使うことになる「道具」とのつきあい方について考えてみました。ふだん何気なく扱っている道具について、一緒に考えてみませんか?
公共空間や広場を使いやすく、活動にあふれたものにするためには、制度活用だけでなく設計や設備、備品も重要です。本書には、現場で活かせる工夫が満載です。
《イベント》ファンをはぐくみ事業を成長させる 「コミュニティ」づくりの教科書
河原 あず、藤田 祐司 著
日本最大級のイベントプラットフォーム「Peatix」創業メンバーと、ビジネス・コミュニティの仕掛け人である2人がタッグを組んだ。年間数百本のイベントを企画し、最高に盛り上がる場づくりのワザを伝授。コロナ後のオンラインイベントにも対応。経験ゼロでもすぐにコミュニティとイベントがつくれます。
出版社サイトより
イベントや情報発信といった、エリマネの中で注目度が高い活動をどのように組み立てていけばいいのかについて、参考になります。コミュニティづくりという観点からいかにイベントや情報発信を組み立てていけばよいか、実践的なコツが満載です。
《体制》【新訂版】一般社団法人一般財団法人の実務―設立・運営・税務から公益認定まで
熊谷則一 、清水謙一 著
一般社団法人・一般財団法人の実務がこの1冊でわかる!ロングセラーの実務書が満を持しての改訂!
発行者サイトより
設立・運営・税務から公益認定まで、公益・一般法人のスペシャリストがわかりやすく解説します!
役員選任や定款変更、社員総会、評議員会など、法人運営についての疑問やお悩みの解決にぴったりの1冊です。
本書を使って法人運営の実務ノウハウを習得しましょう!
エリマネを行っていく上ではさまざまな法人格の選択肢がありますが、よく見かける「一般社団法人」。 いざ法人を設立・運営しようとする際には欠かせないルールやポイントがあるので、参照してみましょう。
《地域連携》ネイバーフッドデザイン――まちを楽しみ、助け合う「暮らしのコミュニティ」のつくりかた
荒昌史(著), HITOTOWA INC.(編)
近くに暮らす人たちの関係性を育むことで、まちの課題を解決する。都市部におけるコミュニティ開発の新たな思想とメソッドを、実践例を交えて紹介。まちづくりや都市開発、エリアマネジメント、団地再生に携わる人はもちろん、自治会や商店会、マンション管理組合の関係者、そして自分の住むまちを良くしたいすべての人のための一冊。
出版社サイトより
エリマネにおいては、地域の住民や組織などとのコミュニティ関係が重要な要素となります。さまざまなプロジェクトを通した、実践的なノウハウがつまった一冊です。
《発信》場所のブランド論―プレイス・ブランディングのプロセスと実践手法
若林 宏保、徳山 美津恵、長尾 雅信、宮崎 暢、佐藤 真木 著
地区、都市、沿線、島など、様々な単位の場所を“ブランド”にしていく4つのステージに沿って、豊富な事例と有効な手法を組み合わせながら解説していく実践のための入門書。
出版社サイトより
いかにエリアの特徴をとらえて表現するか、愛着を高めていくかは、エリマネの重要なポイントです。それを考えるうえで、「ブランディング」の方法論を活かすことができます。
《スキーム》公園が主役のまちづくり パブリックスペースのつくり方・活かし方
小川貴裕(日建設計総合研究所)=著・監修
官民連携事業による、都市公園を中心とした住み心地の良いまちづくりの方法を、大阪・吹田市の緑豊かな千里南公園や東京・池袋の防災公園イケ・サンパークなどの実例をもとにわかりやすく解説する。
出版社サイトより
昨今多くの事例が生まれている「パークマネジメント」。公園の活用・運営とエリアマネジメントは非常に親和性があります。公園を中心とした事業化の方法論がまとめられた本書は、エリマネの計画立案にも参考になります。
エリマネスクール「プランナー基礎講座」(第9期) 受講生募集中!
※現在、クオル(エリマネこ運営会社)では、エリマネスクール「プランナー基礎講座」(第9期)(開講期間:9/28~11/16)の受講生を募集中です(申込締切9/20)。エリマネの初心者は勿論、ある程度実務をされている方のノウハウの整理やブラッシュアップにも幅広く役立つ講座となっており、毎年まちづくりに関わる幅広い業界の方々が受講されています。 本を読むだけでは得られない、実践力を高めることができます。 |